文部科学省『大学による地方創生人材教育プログラム構築事業』
地域基幹産業を再定義・創新する
人材創出プログラム
「ENGINE」
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ENGINEとはConcept
富山大学が展開するENGINEプログラムは、
既存の「地域課題解決型人材育成プログラム」と
「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」を融合・発展させ、
出口(就職先)が一体となった教育プログラムを実施いたします。
最大の特徴は、3年次に地域企業での課題解決型インターンシップを
体験することです。
地域が求める人材のための素養を身に付け、
地域企業で働く意義など、自身のキャリア形成に取り組んでいきます。
信州大学と金沢大学とのネットワークを活用し、
特定の地域にとらわれない柔軟な思考力と奇抜な発想力を涵養します。
3つの力
-
データ・オリエンテッド&ハート・ドリブン型
地域マネジメント力 -
時代の変化を
しなやかに捉え
社会に関わり続ける力 -
未来社会を
見据えた創造性
溢れる突破力
ENGINEプログラムでは、地域・人を中心とする「データ・オリエンテッド」な思考力と、「ハート・ドリブン」な連携力・突破力を、次代を創出する人材に必要なコア・リテラシーに位置づけ、その上で、変化への対応力・突破力の在るトップ・リーダー人材を育成をめざします。このために、産・学・官・金・言・民で『円陣 -ENGINE-』を組み、人材輩出のための産学連携教育プログラムを開発・実施します。
3つの連繋
-
未来に向けたリソースの共有
高速鉄道/道路網が適度に発達し首都圏とも適度な距離関係から、単一県内にとらわれない、
かつ、首都圏をとり込む思考を設定することで、集積化の概念を打破する。 -
世界に通用する地域資源
文化・歴史・食などの豊かな地域資源があり、地方創生の原動力である「移動」「交流」を生み出す。
これからの地方創生にむけ、多様性を享受し発展する「文化」「伝統」へと、新たな連繋により創新していく。 -
現状を突破するために必要な「知」の集結
ー 新しいミカタで連携を創出し地域に貢献していく信州大学
ー データを駆使することで未来を洞察する富山大学
ー 多様な文化や価値観と共にグローカルに生き抜くマインドを醸成する金沢大学
3フェーズからなるENGINE教育プログラム
地域の「産」と「学」が連携し、持続可能な地域社会形成に向けた、
これからの「産学連繋教育」を実現
1:リテラシー強化フェーズ
データサイエンスなど、地域が求める人材のための素養を修得する。
グローカルな視点で地域全体を見つめ、潜在的な価値を発見するミカタを身に付ける。
2:キャリア形成フェーズ
地域企業で働く意義など、企業と学生の好循環のためのキャリア形成を図る。
キャリア形成イベント「しごとーく」なども含め、社会に関わり続ける力を身に付ける。
3:実践力強化フェーズ
企業課題解決型インターンシッププログラムを各地域企業と連携して実施
企業目線での評価も取り入れることで、将来に必要な能力を知り修得を目指す。
リテラシー強化フェーズやキャリア形成フェーズで養った力に専門的知識をプラスして、目の前の地域課題や
企業課題を題材に、様々な業種の企業と連携しながら課題解決を目指したプログラムを実践します。
データサイエンス力などを活用し課題解決に向けた戦略的な思考をフルに活用・実践します。
ENGINEサーティフィケートの発行
3大学(信州・富山・金沢)学長連名での
プログラム修了認定証を発行
+
外部連携100年企業創出プログラム
(リカレント教育プログラム)
地方創生の駆動力「ENGINE」により
地域産業の創新・再定義
&
人・財の好循環を生み出す
若者の地域定着につながる
3地域で展開する
キャリアプラットフォーム形成
自身が成長するための
「問い」を深化させ、新たな連繋創出へ
「大しごとーく」では、早い段階から企業・社会人の方々と接点を持つ機会で、将来ビジョンを具体的に描き学びの動機を高めることに繋がると考えています。大しごとーくで出会った企業とより深く話をし、インターンシップや地域・企業課題の解決策を考えるPBLや実践型インターンシップ・プログラムに繋げる「ネクスト・アクション」の機会として設定しています。
教育プログラムProgram
富山大学における「ENGINE」教育プログラムは、モビリティ・エンゲージド産業(交通・観光・食・インフラ活用)分野における地域の持続的な発展に貢献できる人材を養成するものです。
本プログラムの最大の特徴は、3年次に地域企業での課題解決型インターンシップを体験することです。そのために「リテラシー強化フェーズ」(1年次)では、データサイエンス科目及び地域の現状と魅力を知る科目(地域志向科目)を履修し地域で必要とされる基礎的なリテラシーを身につけます。
「キャリア形成フェーズ」(2年次)では、地域企業と連携した授業により、地域で働く意味について考え、職業を通じた自己実現を図るプロセスを学びます。
「実践力強化フェーズ」(3年次)では、身に付けた知識等を基に地域の現場で実際の仕事を体験し、その後の就職活動につなげます。単位修得等規程の要件を満たした学生にはプログラム修了証が授与されます。
カリキュラムマップ
- 学生に期待すること
- このプログラムでは、地域が求める人材像として次の3つの能力を養成するためのカリキュラムになっています。
- ①データ・オリエンテッド&ハート・ドリブン型地域マネジメント力
- ②時代の変化をしなやかに捉え社会に関わり続ける力
- ③未来社会を見据えた創造性溢れる突破力
企業課題解決型
ENGINEインターンシップ協働企業
- 三協⽴⼭株式会社
- ⽴⼭科学グループ
- ⽇本海ガス絆ホールディングス株式会社
- 富山県庁/まちの人事部(上市町役場及び上市町内企業)
- (順不同)
scrap学生たちの活動記録
Teams参画大学
信州大学
信州大学が実践するENGINEプログラムは、全学横断特別教育プログラムの5つのコースと連携し、地域の課題を魅力に捉えなおすデータサイエンスのための素養をはじめ、地域資源や魅力発見に向け、これまでの固定概念を打破する発想力、「ゼロ」から「イチ」を創り出すための創造力と実行力、自らの限界を伸ばしていく専門力、これらの力を他者との関係から修得するプログラムです。また、富山大学と金沢大学とも連携し、特定の地域にとらわれない思考や連携する力を身に付けていきます。
金沢大学
金沢大学が展開するENGINEプログラムは、地域の発展に取り組む自治体や企業とのつながりを深め、実践的な課題解決を学びながら、修得すべきリテラシーを磨き、働くことへの意欲を高め、失敗を恐れずにチャレンジする機会を得て、観光やまちづくりの視点から地域の持続的な発展に貢献できる人材を育成します。また、信州大学と富山大学とのネットワークを活用し、3大学が連携することによって実現する県域を超えた新しいつながりを重視します。
メッセージMessage
担当理事・副学長 武山 良三
北陸新幹線の利用者数は、2015年の開業以降高水準を維持していましたが、2020年はコロナ禍で大幅に落ち込みました。しかし、外出自粛やリモートワークなどを強いられたこと、新たな生活様式への対応が求められたことなどから、移住定住を含めて地方への期待が高まっています。
COVID-19の感染が落ち着いた時に向けて、将来的には大阪まで結ばれるという北陸新幹線の活用と地域の活性化とを相乗させた取り組みが求められています。
これからの地域を支える人材を育てる「ENGINEプログラム」は、沿線三県にある信州大学、金沢大学、富山大学が連携して行う、まさに次代の地域づくりに向けた事業です。
皆様のご理解・ご支援を得て、大きな成果に繋げていきたいと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。
事業代表教授 岸本 壽生
信州大学、金沢大学、そして富山大学の北陸新幹線エリアの3大学が協働して取り組むENGINEプログラムは、様々な分野の地域産業のこれからの在り方を創造し、新しい働き方を創出するための柔軟な思考力と豊かな発想力を涵養する教育プログラムです。
不確実性が高いこれからの時代に起きうるであろう数多の問題は、既存の文系、理系の専門分野だけでは解決できない複雑なものであると想定されます。
我々が経験したことのない未知の課題に対し、3県の大学、企業、行政が円陣(ENGINE)を組み、相互の教育・研究資源を活用しながら、変化への対応力や突破力を持った人材を育成します。データサイエンスを活用することで、人類の叡智を繋ぎ、輝く未来を拓いていきましょう。